美女と野獣
※基本的にこのブログはネタバレありです!
美女と野獣
65/100点
先日TOHOシネマで映画好きな母と母の日のプレゼントを兼ねて観て参りました!
アニメの方は遠い昔に観たような観てないような…。
記憶は曖昧ですがお話はだいたい知ってるっていうくらいの前知識です。
ディズニー作品に特に思い入れはないので正直そんな期待はしてませんでした('ω')
名作ディズニーアニメ「美女と野獣」を、「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン主演で実写映画化。「ドリームガールズ」のビル・コンドンがメガホンをとり、呪いで野獣の姿に変えられた王子と美しく聡明なヒロインのベルが惹かれ合っていく姿を描く。魔女に呪いをかけられ、醜い野獣の姿に変えられてしまったひとりの王子。魔女が残していった1輪のバラの花びらがすべて散るまでに「真実の愛」を見つけなければ、永遠に人間に戻れなくなってしまう。希望をなくし失意の日々を送っていた野獣と城の住人たちの前に、美しい町娘ベルが現れる。自分の価値観を信じて生きるベルは、恐ろしい野獣の姿にもひるまず、彼の持つ本当の優しさに気づいていく。王子役をテレビシリーズ「ダウントン・アビー」のダン・スティーブンス、町一番のハンサム男ガストン役を「ホビット」シリーズのルーク・エバンスがそれぞれ演じるほか、燭台のルミエール役でユアン・マクレガー、時計のコグスワース役でイアン・マッケラン、ポット夫人役でエマ・トンプソンが出演。( 映画.com より)
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映像がすばらしい
物語はベルの紹介から始まる。
村全体であの子はキレイだけど変な子!と高らかに歌い上げててひどいなwと思いつつ、村人のカラフルな衣装と歌とダンスと背景に引き込まれていきました。
1人際立って可愛いベル(エマ・ワトソン)
この映画何が良いって本当に映像が良い!
中世っぽい小さな村の村人の衣装なんて地味になりそうなもんだけど
みんなそれぞれ個性的でカラフルな衣装を着てて目が楽しい。
野獣の城の召使たちの造形も素晴らしいし、動きもすごく可愛かった。
特にプリュメットの動きがキレイやったなぁ。
羽箒の鳥なのに不思議と艶とか色気があって、作りこまれてる感じがすごく良かった。
1番右の白い子がプリュメット
背景もすごく作りこまれてて、村は村で牧歌的だけど活気がある雰囲気がよく出ていたし
野獣のお城も豪華な内装と呪いに包まれた寂しさとかさびれた感じが伝わってきてとても良かった。
でも1番良かったのはやっぱりエマ・ワトソン。
見た目が可愛いのももちろんやけど、内から出る聡明さがベルのキャラクターにぴったりでした。
ハマり役じゃないかな?
もう画面にエマ・ワトソンが出てくるだけで上がるよね!
この見た目で聡明で人を見た目で判断せず明るくて優しいとか完璧超人かな???
黄色のドレスが最高に似合う
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お話は…まぁおとぎ話みたいなモンですし…
正直お話としては楽しめたとは言い難い。
簡潔に言えば魔女に呪いをかけられ野獣になった王子様が心優しく聡明な村娘との真実の愛で幸せになりましたとさっていう話なんだけど
それを2時間10分という長時間かけて展開するのでとにかく話が進まない。
たぶん半分くらいは歌ってるんじゃないかな。
ことあるごとに歌い出してお話が止まるので若干イラッとしながら観てました…。
このお話の悪者ガストン。イケメンだけどクズofクズの脳筋野郎。
村人は村の英雄(らしい)とはいえ殺人容疑があるガストン(アホ)の言いなりに簡単になるのがよくわからないし、
映画のラストで薔薇的には間に合ってないのにいいの!?ってなるし、納得いかないところは多々ある。
多々あるけれども
そういう映画ではないということで納得しました。
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端々に見えるイマドキ感
この映画で少し気になったのは、村人や召使に白人以外の人種がいるところ。
アジア系の人がいたかどうかわからなかったけど、メインキャストに黒人の人がいるし、
こういう中世的ヨーロッパ的な世界観で珍しいなぁと思いました。
ある意味ファンタジーな感じ。
あと、ふんわりゲイ描写があるところ。
ガストンの相棒のル・フウが恐らくゲイでそういう描写がちょっとしたところで出てくる。
こういうことは当たり前にあるんだよっていう配慮というか、メッセージみたいものがあるのかなぁ。
だいたいこの二人は顔が近い。
とりあえず、観て損はない映画だと思います。
歌と踊りと演出は素晴らしくて、ラストの舞踏会シーンが終わった後に思わずわーーって拍手したくなりました。
ぜひ映画館の大画面で観てほしい映画です!